2013年9月30日月曜日

Audacity による音データ編集

ステレオだとかモノラルだとか、高音域が歪んでいるとかいないとか、音が痩せているとかいないとか、 そんなことはどうでもよくて、ファミコンよりいい音出せるよ、すごいでしょ、くらいに考えておけばよい。 低音質でかまわない、一向に。 そんなことより、問題は、違和感、ざわざわ、がないこと。 聞いていて自然に聞き流せること、引っかかりがないこと。

一つ注意すべきは、普通に鳴らした場合とイヤホンで聞いた場合で、まるで違う場合があるということ。 特に、高音域あるいは低音域を攻めすぎたような音源にすると、普通に聞く分には支障がないが、イヤホンで聞くと 爆裂ノイズになる場合があるので気をつけなければなりません。

ここまで、"Music Studio Producer" (free)で作った音を "SoundTap" で録音して(wav形式)、"xrecode II" (free)で MP3 に圧縮する。 という流れで解説してきましたが、上記の方法で音楽を作ると、冒頭に間が空きます。 と、いうのも SoundTap の録音ボタンをマウスで押した後に高速で Music Stuido Producer 上のプレイボタンを押す、 というアナログチックな作業を行うので、0.5秒くらいはどうしても間が空いてしまいます。

BGM みたいな曲であるなら、1秒弱の間があることはさほど問題になりませんが、これが効果音であると違和感バリバリです。 例えば画面上のボタンアイコンをタップしたら「ピッ」という効果音が鳴るようにしたとして、 この効果音の冒頭に1秒弱、たとえ0.3秒とかでも…間があるとボタンを押してから若干の...があってから「ピッ」と鳴ります。 なんだかレスポンスが悪いようなイメージをプレイヤーに与えます。

ですので、Audacity (フリーソフト)で編集をおこないましょう。 いらない無音部分を選択してハサミ型のアイコンでカットするだけです。 あと、曲などであれば終盤の4~8秒位にフェードアウトをかけるとループさせたときの違和感がなくなるかもしれません。 カットとフェードアウト、あと使うとしたら全体を選択してのエコーくらいでしょうか? まあとにかく無料でカットする方法があるので、間違って有料ソフト(無駄に高性能)に手を出さないよう気をつけましょう。 いろいろと分かった上で有料にチャレンジするのなら、それはそれで意味のあることなのでしょうが!

2013年9月22日日曜日

MP3 への圧縮~適正なビットレートは?

さあ作曲が終わっても、まだ問題があります。 なんやかんやで一番重要な部分をショートカットしましたが、 素人である私が作曲の講釈をたれるのも、非常にモラルハザードなので(断腸の思いで)割愛させていただきます。

圧縮されていない音源である wave(wav) だと、たかが2秒にも満たない効果音ですら 100~200KBくらいあります。まあ、だいたい1秒100KBの世界なもので、1分の曲なら6MB近くもあります。 これはさすがにゲーム内に組み込むのに圧倒的すぎます。 だいたい音質なんてどうでもいいので、ここは圧縮するに限ります。

最近はギガとかテラとかいっておりますが、それでもアンドロイドのアプリなんてものは メガバイトの世界です。メガどころか 1MB未満のものも多数あります。
検証!ファイルサイズとダウンロードの相関関係

まず第一に無駄なサラウンドを修正することを考えます。 もともとLR(左音源・右音源)を意識して作っていないので、 サラウンドである必要はまったくなく、モノラルにして容量を小さくすることは全くもって大正解です。 ただし、二分の一というわけにはいかず四分の三くらいの圧縮にしかなりませんが。

そしてより根本的な解決として MP3 に変換してやります。 今回はフリーソフトの xrecode II 1.0.0.185 を使用しました。 ただし、MP3 に圧縮するといっても、どのくらい圧縮するかで容量はずいぶん変わります。 Music Studio Producer(フリー)と Sound Tap(2週間だけフリー)を使って作った、 147KB ビットレート 705kbps の wave データを圧縮してみます。 xrecode で「目的の形式」という欄があるので、そこで MP3 のところに●を付けてやります。 このとき、MP3 のところにあるスパナのアイコンをクリックすると、詳細な設定が行えます。 下の方にある「モノラルに変換」に印を付けたら、固定ビットレート(CBR)というバーをいじってみよう。

ビットレート 160 : MP3 のサイズ 35.2KB
ビットレート 064 : MP3 のサイズ 16.0KB
ビットレート 048 : MP3 のサイズ 10.4KB
もともと147KB だった wave データはご覧の通り、小さくなりましたよ。 当然ながらビットレートを小さくするほどデータとしては小さくなります。

で、音質の劣化なんですが、坂本龍一先生などは 「MP3は320kbpsくらいで聴けるレベルになる。128kbpsは音質的に非常に不満」と言われております。 だけどもこれは、もともとスタジオ録音などした音源を、それなりのスピーカーなりウン万円のヘッドホンなどで(違いの分かる男女が)聞いて、 はじめて生きてくるお話です。 で、一般論としては192kbpsくらいだと十分高音質、128kbpsまで落とすとちょっと潰れ具合がわかるかなあ? ということみたいです。 で、64kbps くらいが悪いなりに最低限のラインのようです。

まあファミコン音源 ほど低音質だと、ごまかしがきかないので実力が必要ですが、、、 (スーパーマリオやドラクエの音楽は低音質でも素晴らしかった)。 とりあえず、圧縮してダウンサイズしたいという要件と、最低限の音質確保という綱渡りの結果として 64kbps あたりが妥当だな、 と思いますね。

2013年9月7日土曜日

VISTA で作曲② midi と128種の仮想楽器

Music Studio Producer はフリーの作曲ソフトとしては、メジャーなものらしいですが、 今回は MIDI 系にデフォルトで付いている音源に対して一言メモを書きつづってみます。 種類が多いのは素晴らしきことですが、多さゆえに迷ったり忘れたり感違いしたり、すれ違ったり…。 結局よく使うのって10~30種くらいでしょう、人によってどれをピックアップするかは違うでしょうが。

Piano 1 : ご存じピアノ。
Piano 2 : 限りなく同じ音に聞こえるが。
Piano 3 : どうも音のキレ(残響)が若干違うようだ。
Honky-tonk : Piano 3 に酷似。
E.Piano 1 : これならオレにも違いが分かるよ。シンセサイザーやね
E.Piano 2 : ①と若干違う音感
Harpsichord : ハープシコード、ピアノの前身となった楽器らしいですが、上とよう似てる
Clav : これも鍵盤の楽器なのでしょうが、オルゴール的なニュアンス
Celesta : セレスタ、よく響く音。これの方がよりオルゴール的か?
Glockenspiel : グロッケンシュピール、鉄琴の一種
MusicBox : オーノー、これが The オルゴールでした
Vibraphone : ビブラフォン、これも鉄琴の一種
Marimba : マリンバ・ブルース、木琴です
Xylophone : これも木琴の一種、響きの少ない乾いた音を鳴らす
Tubular-bell : どうやらチューブ状のベルらしい
Santur : あなたは知っているだろうか? サントゥールとはイランの打弦楽器、ちょっとエスニックな音
Organ 1 : オルガンですよ、オルガン。
Organ 2 : ちょっと癖のあるオルガン
Organ 3 : ビブラートなオルガン
20 Church Org.1 : チャーチ・オルガン、教会にあるパイプ・オルガンですな
Read Organ : リード・オルガン、オルガンにしてはちょっと若々しくて元気がよいですね
Accordion Fr : アコーディオン、音的にはオルガンと大差ない
Harmonica : ハーモニカ、オルガンかコレかはお好みで
Bandoneon : アコーディオンに似た構造を持つ楽器、バンドネオン
Nylon-str.GT : ナイロン弦のギターってことだろうか、ギターチックに音を出すには工夫が必要
Steel-str.GT : スチール弦のギターってことだろうか、ナイロンより金属っぽい音
Jazz GT. : ジャズギター、ジャズっぽい音なの? 大人の音なの?
Clean GT. : クリーンギター、無調整のエレキってことらしい、エレキな音だぜ
Muted GT. : ミューテッド、そんなに変わらない
Overdrive GT : アンプを酷使させてでた音、エレキギターのゆがみ、ひずみを表現
DistotionGT: これも歪みのエフェクト、だいぶロックっぽい音になってきたぜ
GT.Harmonics : ハーモニクスなギター、これも歪み音
Acoustic Bs. : アコースティックなベース
Fingered Bs. : 人が指で弾くかの如く、強弱のアクセントの付いたベース
Picked Bs. : ピックで弾いているっぽい、フィンガーよりも切れの良い仕上がり
Fretless Bs. : ロックではあまり使われないフレットレス
Slap Bass 1 : 平手打ち奏法、チョッパー、ポインポインするね
Slap Bass 2 : おらには違いがわからんだ
Synth Bass 1 : シンセなベース、なかなか面白い音だ
★40 Synth Bass 2 : 1よりも残響感
Violin : ヴァイオリン、確かにバイオリンっぽい音色、しばらく弦楽器が続くのか?
Viola : ヴィオラ。
Cello : チェロ。
Contrabass : コントラバス。
Tremolo Str : 単一の高さの音を連続して小刻みに演奏する技法 by Wikipedia
PizzicatoStr : ピッツィカートとは本来は弓でひく弦楽器の弦を指ではじいて音を出す技法である
Harp : ハープ、琴ですね
Timpani : ティンパニ、カタカナで書くと下ネタっぽい語感ですが、けっこう暴れん坊でポンコツな音、いい
Strings : ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの合奏、合体攻撃だ
Slow Strings : なんかスローなんですよ
Syn.Strings 1 : シンセ風のストリングス
Syn.Strings 2 : 1よりも響く感じ。一音を長くとれば荘厳で威圧感のある雰囲気が作れる
Choir Aahs : 合唱の「アー」らしいですけど、そうは聞こえんね。複合音、ストリングスに似ている
Voice Oohs : ヴォイス「オー」なんでしょうけど、なんでしょうけど
SynVox : シンセ系。和音が柔らかい感じで綺麗に鳴るので、使いやすいと思います。
OrchestraHit : オーケストラヒット。かなり特徴的でクドイ音なので単独で使用する方がいいと思われる
Trumpet : ご存じトランペット。バランスのいい仕上がり
Trombone : トロンボーン、トランペットより若干響く感じか。
Tuba : チューバ、だんだんクドイ音になってきている。
60 MutedTrampet : おそらくトランペットのミュート奏法なのだろうが、かなり印象は違う
French Horns : 唇で吹く楽器なだけにフレンチ・キス的な軽くシュッてことなの?
Brass 1 : ブラスとは真鍮のこと、それが転じて管楽器を指すのです。
Synth Brass1 : シンセブラス、なんというかねちっこい音ですね
Synth Brass2 : 1よりも管楽器のニュアンスは色濃いように思える
Soprano Sax : ソプラノいうだけあって、高音域に期待したい音色
Alto Sax : アルトサックス、重厚感はなくて単純に軽くて低い音色
Tenor Sax : テナー。アルトよりも低い。サックスやオーボエはリード用に使ってください
Baritone Sax : 伝説の、幻の楽器、バリトンサックス。アルトの2倍もの長さを持つ。
Oboe : オーボエ。ここから木管楽器になるのでしょうが、そんなに音色は変わりません
English Horn : イングリッシュ・ホーン。まあでっかいリコーダーみたいな外観です
Bassoon : バスーンとは聞きなれないですが、イタリア語ではファゴットに該当するアレ
Clarinet : クラリネット、これはとても木管ぽい柔らかめの音が鳴るので使いやすいのではないかな
Piccolo : どーも、ピッコロ大魔王です。クラリネットよりくぐもった音感ですね
Flute : フルート、あまり特徴的な音ではない
Recorder : でた、リコーダー。うるさくない感じの遠慮気味な音色
Pan Flute : 古代の楽器というか、長さの違うパイプが並んでいる原始的な構造
Bottle Blow : なんか歪んだ音がすると思ったら、アレです。瓶を口でくわえて笛みたいに鳴らすアレ。
Shakuhachi : ついに来た、和製楽器。尺八感はまあ、ちょっと雰囲気でてます
Whistle : ホイッスル。注意しないといけないのは、高音でしか音が出ないということ、口笛っぽい音。
★80 Ocarina : オカリナ、悪魔くんでお馴染み。エロ医務えっ?債務! 本物はウグイスみたいな音
Square Wave : なんか分からん。四角い波? まあシンセ系です。
Saw Wave : はい、横山ホットブラザーズですね。
Syn.Calliope : シンセオルガン?
Chiffer lead : けっこう尖ったというか、パンチというか、変わった音しますので試してみる価値はある?
Charang : チャレンジちゃうよ、チャラングよ。シンセ系歪歪音
Solo Vox : SEなんかにも使えそうな音ですよ。宇宙人的な、あーいう感じの
5th Saw Wave : 5番目の適格者(横山ホットブラザースの)、使い勝手はよさそうな仕上がりです
Bass & Lead : バスなので、やはり低音で使ってあげるのがよさそう。高音も鳴ることは鳴るけど…
Fantasia : ファンタジアいうだけあって、ハリー・ポッターぽいっす、ぽいっす
Warm Pad : 遠くでかすれかすれ、鳴っている~、なのでバックグランドミュージック的にはよろしいかと
Polysynth : シンセ系。しかし種類が多いね
Space Voice : まあ、SF的なノリのアレンジのシンセですよ
Bowed Glass : バイオリンの弦みたいなもので、ワイングラスの縁をシュッとやる、みたいな
Metal Pad : これも控えめ系な音源
Halo Pad : Pad にしては音ゴリ押しやないか、シンセ系ですね。
Sweep Pad : 音色的に特筆すべき点というか、「これじゃなきゃ」みたいなものをあまり感じない
Ice Rain : 氷の雨が降る街角、私にはさす傘がない
Soundtrack : ものすごい味付け具合。「お前はアホか」をやるんなら、ソーウェーブよりコレの方がいい
Crystal : まあ神秘的な、というイメージ路線なんでしょうけども、クリスタル
100 Atmosphere : アトモスフェア
Brightness : 輝き、まぶしい音
Goblin : ゴブリン、なんかイメージ効果音らしいっす。ゴブリンという楽器はない
Echo Drops : エコーエコー、山彦だ
Star Theme : スターテーマということなので、にしきのあきらさんの登場曲に使うということで
Sitar : ついに抜けたぜ、シンセゾーン。シタールは北インドの民族楽器。
Banjo : バンジョー、低めの音で鳴らしてやるとバンジョーっぽい。カントリー調の曲にぜひ
Shamisen : フジヤマ、ゲイシャ、シャミセン! 三味線っぽいです、確かに
Koto : なんと連続で日本の楽器が登場だ。琴はいいわよ
Kalimba : カリンバ、アフリカの楽器なんですが、非常に小型なんですね、その小型感は表現されている
Bagpipe : バグパイプ、ノスタルジックな音。のんびりとした曲調で使ってあげて
Fiddle : フィドル、まあヴァイオリンですわ
Shanai : 社内? オフィスの雑音? と思っていたらシャーナイというインドの木管楽器。
Tinkle bell : 披露宴の余興でしばしば登場するアレですよ、ベルさん。けっこうホラー調の音が鳴る
Agogo : サッカー応援の時にブラジルの人などが使うアゴゴ。
Steel Drums : スチールドラム。ズンタカズンタカドッドッドッ、とは鳴らない
Woodblock : ウッドブロック。乾いた木を叩いたような音。
Taiko : 日本製の打楽器、太鼓の登場だ。ちゃんと打楽器の音がするですよ
Melo.Tom 1 : メロディー・トム? 打楽器音
Synth Drum : シンセなドラム。これの高音はポキューン、ポテゥーンなまあ非常にゲーム的な音が鳴る
★120 Reverse Cym. : リバース・シンバル。シンバルの音を逆回転、シースゥーシースゥーと小さい音
GT.FretNoise : ギターのフレットをまさぐる音? 元気のない小鳥のような音
Breath Noise : 息のノイズ?
Seashore : 波打ち際の音? 非常に聞こえにくいのだが
bird : こちらは元気のよい小鳥の鳴く音
telephone 1 : テレホン、ロボットダンスでもしそうな音、いわゆるジリリ音であってトゥルルル音ではない
Helicopter : ヘリコプター、音ちっちゃ
Applause : 拍手かっさい。とはいえ、獣が遠くで歯ぎしりしているような音がする
Gun Shot : これは分かりやすいくてよい、ガンショット、発砲音。長さ調整で機関銃にもショットガンにも

Sweep Pad で音色的に特筆すべき点というか、「これじゃなきゃ」みたいなものをあまり感じない、と書いていますが 同じ感想を抱いたものは128のうち半分以上にも及ぶと思います。 微妙な違いというものがあるのでしょうが、それを分からない無知でノーセンスなところは確かに詫びねばなりませんが、 でも多いって、128 は!

2013年9月3日火曜日

VISTA で作曲① MIDI と WAVE

9月は音楽関係の集中連載です。 個人でアプリを作ろうものなら、プログラムはもちろん、画像も、音も、 作らなければなりません。 まさにテクニックの総合商社、無駄に大変な道のりです。 ジブリ映画で例えるなら、ユーミンのパートも担当しないといけないコトです。

もし、あなたが VISTA 使い=ビスタ・マスターであるならば(好むと好まざるを問わず)、 楽曲作りの際に面倒な出来事が起こります。 説明が非常に面倒なので、割愛させてもらいますが、 詳細は「サウンドミキサー VISTA」でググってね。 要するにPCで鳴らしている音を録音することができないということです。 つまり、MIDIファイルは作れるが、WAVE(wav)ファイルは作れないとうことです。 厳密にはWAVEを作ることは可能ですが、鳴らした音を録音するような方式での作成は不可能だということ!

これを解決するにはサウンドミキサーを導入するか、 外付けの録音装置を利用するか、ということになります。 私は、SoundTap というソフトウェアをインストして解決しました。 これは、操作が非常に簡単なところがよいですね。 録音ボタンを押せば、PCで鳴っている音を WAVE 形式で取り込めます。 つまり、Music Studio Producer でテスト演奏させている音を録音すれば、まるまる音コピーできるということです。 無料だと思っていたら、2週間限定のお試し無料という商法 (これはドリランド的なアイテム課金的な、非常に嵌められた感が強いが、しかし)、しかし、20ドル弱を支払って 製品版を購入しました。

さて、MIDI と WAVE(wav) ですが、根本的に異なります。 MIDI は楽譜があって、それをシンセサイザーで鳴らすようなもの、 メロディーもリズムも刻めるが、ドラムとベースとサックスとピッコロの協演、みたいなことはできない。 できない、と書きましたが、私もこの分野は弱いのでかなりざっくりとした表現をしますが 「デバイスに音源があるのなら…」ということみたいです。 そう、音自体はデバイスで作る、つまり MIDI のデータとは音そのものではなく「8分音符でソミレ」のような楽譜的なものに過ぎない わけで、当然、同じ音階でも9800円のギターで鳴らすのと、ギブソン・レスポールだのストラディヴァリウス(ギターちゃうやん)だので鳴らすのでは音色が違いますよね。 これが、つまり、MIDI がデバイス依存ということです。実際、容量も極めて小さく100kb で1分くらいの曲は作れます。 MIDI のデータを入れといても android のアプリで鳴らすことは可能です。いわゆるピコピコ音しか鳴りませんが(これもそうとは言いきれない、つまり、どういうことかと言うと説明できないのですが)。

逆に WAVE とは音そのものだと思ってもらえばよいでしょう。 つまり、デバイスによって音が極端に変わるということはありません。 同じCDでもラジカセで鳴らすのと、ちゃんとしたプレイヤー、アンプ、スピーカーで鳴らすのでは音が違いますが、 でも音を鳴らす過程でデジタルからアナログにコンバートして信号を電気的なアレに増幅させて_/====インピーダンスとか電流・電圧・抵抗の話になってくるし_/====スピーカーまで電気送ってるわけですから、 まあ、そんなことより WAVE とは音そのものだと思ってもらえばよいでしょう。 ちょっと容量が大きくなるので困ってしまいますが、MP3形式などに圧縮すれば1分で1Mbは切ります。

上のは
【MIDI】FINAL FANTASY III Medley
です。動画として映っているものが MIDI データ。実際に耳に聞こえてくる音が WAVE データ、だと理解してください。感じてください。 メロディーなんてのは結局、上がって下がってをしているだけで、そこまで複雑な動きをしているものではありません。 それでもビートによる変化、音階によるコンプレックス、それやらリズム部分とか長ーい音との合体によって、いかようにも化けるものだから、面白いですねえ。