2016年6月27日月曜日

Surface の実力を見せてもらおうか

その昔、Android1.5だった頃、 世の中がまだガラケーユーザー9割以上だった頃、 私も持っておりませんでしたスマートフォンを。 実機がないと困るのが、作ったプログラムをテストプレイするときです。 Eclipse にはヴァーチャルコンソールという、仮想マシン、 まあ言ってしまえば、パソコンの中にスマホを作ってその中でプログラムを走らせる、ということです。 嫌な予感がするでしょう…、そうクッソ重いんです。

エミュレーター重い重いというのが世間の声であり、 私もアクションゲームみたいなやつを作るのを諦めました。 これによって、かじ取りが大きく変わった部分があります。 スーパーマリオじゃなくてファミコンウォーズを作ろうと方向転換したのです。 もし、当時誰も持っていなかったスマホをいち早くゲットしていれば(カネさえ出せば簡単に買えます)、 あるいは家にあるPCが超ハイスペックであれば…、アクションゲーム、カジュアルゲームを量産できる体制に入っていたかも しれません。

そういう過去があったものです。 そして、今回パソコンの買い替えと、開発環境の移行を同時に行いました。 Android Studio についても、エミュレーター重い重いと言われております。 実機でデバッグする分にはメモリ8GBでもいいけど、エミュレーター使うんだったらメモリ16GBでも足りねえな。 みたいな恐ろしい話です。 私はWindows10 で、core i5 で、メモリは 8GB です(Surface Pro4)。 こういうのは百聞は一見に如かず、なので、実際にやってみるのが一番です。 その驚愕の結果を動画でお見せしましょう。

確かに立ち上がりはややモタツキますが、起動してからのスピードは十分です。 これだけスムーズに動くのであれば、実用に耐えると言えるのではないでしょうか? いや、もちろんアプリが大負荷を与えるような 構成であるならば、「おっせえなバカやろう」と、なるのかもしれません。 そんなのケースバイケースだし、なんとも言えねえっす。 あと、オプション豊富なのがヴァーチャルの魅力。 Google さんがメーカーという扱いである Nexus(一部 Galaxy名義のものもあるが)、 これのヴァーチャルマシーンを新旧いろいろと選ぶことができます。 要するにリファレンス機として実機をわざわざ買う必要はなかったということですね。 …毎年毎年、山のように後悔することがあるものです…。

2016年6月20日月曜日

Surface Pro と マウス と 私

道具を新調すると妙に戸惑ってしまう。 直接、手に触れるものの場合は特にそうだ。 大工道具は別として、(旧来型と)まったく同じものを買うということ、余りない。これが現代社会のサガだ。 ぼやぼやしている間に、新製品が続々投入されるんだもんな、目まぐるしいったらないぜ。 特に家電、特にマイコン関係は特にだ。 今まで使っていたノートPCのキーボードが、特に上等だったわけではない。 が、しかし、乗り換えるとトンでもねえ違和感だよ、こいつは。

私はキーボード評論家ではないので、あまり突っ込んだ話はできないのですが、 何かあるっすよね、SONY と hp は打感が似ている、みたいなやつが。 いま、初めて Microsoft のデザインキーボード(とかいうやつ)で打っておりますが、 そのタッチ・フィーリングのエキセントリックさに体中がZAWAZAWAするんだぜ。 今まで使っていた古Vaioさんと会社のパソコンは(キーボードの打感が)似ている、ずいぶんと。 逆にそういうことがわかってきますね。

多分、慣れると思う。慣れるまでの時間がもったいない、というほどの時間もかからずにきっと慣れるだろう。 キーボードと同梱されていた、やけに背の低いワラジみたいなマウスには瞬間的に慣れたのだから。 しかし、もしできることなら古Vaioさんのキーボードだけは温存して、そこにnewディスプレイと、new CPU を 叩きつける、ということができるのならソレが一番なんですけどね。 だから、最近流行ってきている 2 in 1 の流れはいいことだと思うんですよ。 これなら、同じキーボードを10年使い続けることもできるだろうから。 BlueTooth接続なら、タブレット(ディスプレイ)とキーボードをドッキングする必要がないので、 キーボードの位置とタブレットの位置や角度を好きなように調整すればベストなフィット感が得られます。

で、似たようなことが App 開発ツールについても言えるわけですよ。 そりゃあ10年くらい前はさ、「これが最新のプラットフォーム」とドヤ顔で Eclipse と Android の SDK ですよ。 Eclipse でアンドロイドのアプリが作れるんだぜ、と当時は最先端だったような…。 それがいまや、… Unity は確かに台頭しているけれども、ちょっと違うからカットしますよ…いまや、Eclipse は サポートを打ち切られた Vista みたいな扱いになってしまった。 Android Studio への移行がデベロッパーの中で必須であると言われて久しいのですが、 Vista で RAM 2GB で旧世代CPU の古Vaioさんじゃ、Android Studio をインストールしたところで まともに動かないだろう、という事情がありまして開発ツールの更新ができないまま月日が流れておりました。

しかし、世間でブイブイ言わしとる Surface Pro 4 を買っちゃいましたので、悲願であった Android Studio への 移行ができそうであります。 スペック的にはRAM 8GB、core i5、SSD 256GB というミドルミドルミドルモデルです。 この条件を満たせば何でもいい、というのならノートPCという枷を付けても7~8万円でご提供できます。 しかし、それよりもおそろしく高く、しかも、キーボードが別売りであるサーフェイスをなぜ選んだのか? それは ひとえにペンの存在が大きいのであります。 クリエイティブな使い方できますよ、という部分に釣られてしまったわけですね。

買ったはいいけど、いろいろ移行作業があるから面倒くせえなあ、というのが本音ですね。 画面は確かにキレイ。蛍光灯の映り込みがしやすいけれども、位置や角度を調整すればその問題はクリアできるし、 写真とか見ようものならすごいことになってますね。 文字も相当小さくても見えるから、12インチの液晶でプログラムくらいならいけるいける。 とはいえ、文字ちっちゃいなあ。 設定を変えてどうにかなる部分をまだ煮詰めていないので、いろいろ不便に感じる部分があるし、 慣れればどうにでもなる部分もあるででょう。

今までマウス+PaintNet という手法で描いていた絵ですが、道具が変わったから新しいやり方が可能となるわけです。 しかし、まずは旧形態からの移行が大事。 旧PCでやっていた作業を新PCで再現できなければ、いろいろとしんどいです。
ペンよりタブよりマウスがほしい。
夢より今日よりハイテクなどより、オレが欲しいのは、マウス、お前だ。
とりあえず、PaintNet の下位互換は確認できました。 つまり、少なくとも5、6年前にインストールした PaintNet で作った pdn ファイルを、 Win10 にインストールした最新版の PaintNet で開くことができます。 そしてマウスでの作業、いやあ、安心感が違いますね…。 そう、こうやって古Vaioさんで行ってた諸々を継承することがまずは、第一なのです。 性能やポテンシャルを確認するのは、そのあとでよいのです。