2015年4月13日月曜日

Android豆知識。ブーストとは

ブースターケーブルといえば車のバッテリーがあがったときに、 バッテリーはビンビンだぜ!の車から電気をもらって点火するアレですよね。 いや、しかし、ブーストという単語はイメージするに、 もっとガンダム的な、背中からジェットが噴き出して急加速するようなアレですよね。 多分、子供のころに見たアニメとかで安易に●●ブーストとかいう単語が多発していたからのハズ。 boost という英単語は名詞だと「押し上げ」「後援」みたいな意味。 動詞だと「~を押し上げる」「~を後押しする」みたいな意味。 な、なんとイメージと近似! むしろ酷似! ただ、メカニカルなイメージよりも 「このたび自民党からブーストされました大江戸次郎です」みたいな政治色でもいけるんじゃないの? 政治・経済・広告・スポーツ・マシーン… あらゆる分野で活躍するブースト様ですよ。 えっ? 「広告」…でもブースト…。

ここでもう一度英単語を学習しよう。 reward とは「労働などに対する報酬」のことである。 「リワード広告」という言葉を聞いたことは? 

報酬のある広告ということである。 広告をクリックした人が、それに対する報酬を受け取る。 それが、リワード広告である。 まあ実際には広告をクリックするだけではなくて、アプリをダウンロードするところまで行為を進めないといけない。 その報酬として現金、ではなくてポイントをもらう。 そのポイントは何かの支払いに使えるようだ。 クオカードとか、そういう類のもののようです。

要するに以前にこのブログで紹介した "App Promotion" もリワード広告の一種と言えるかもしれない。 こちらは指定されたアプリ(少しは選択肢がある)をダウンロードするとポイントがもらえる。 ポイントがプラスの状態であれば、こちらの指定したアプリが宣伝される。 一つダウンロードされるたびにポイントは減っていく。 要するに「アンタのアプリをダウンロードするから、私のアプリをダウンロードしてね」という交換条件である。

リワード広告の場合、広告をクリックする人はそれの中身に何の興味もない。 「どうせアンインストールするんだし…」というフワッとした気持ちでインストールする。 手間がかかるけど報酬がもらえるから、だからダウンロードする。 広告主にとっては、このシステムによって生まれる利点と欠点がある。 利点とはダウンロードの単価が安くすむということ。 そりゃそうですよね、報酬といっても1DLが10円とか15円相当なわけでしょう (1DLで100円相当のポイントがもらえるのなら、下手に働くより効率がよさそうだもんね)。 まあ、そこに配信会社のマージンを上乗せしても25円とか30円とかの安値でダウンロードを確保できる。 条件付きではあるが10円リワード広告なんてものも存在する。 欠点はほぼ確実にアンインストールされること。

アプリをダウンロードして、すぐにアンインストールした場合、 この行為がアプリの順位に作用する期間はどうしても短い。 とても長期的な効果は望めない。 本当に一時的にランキングがアップするだけで、すぐに元に戻る。 だから、もしやるんなら「短期間に一気に!」仕掛ける。 イメージとしては背中からジェットが噴き出して急加速するような感じ。 ランキングを押し上げる効果を狙ってリワード広告で短期決戦を挑むこと。 これが、世に言うブーストである。

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