2015年11月15日日曜日

Android アタックダンジョン MMF 開発記<起・参>

(タテ)と(ヨコ)の操作性を考える

オリジナルの「男男女ダンジョン物語」は横固定画面(landscape)でした。 横固定画面だと、(床に置いていない限り)両手で持つしかないので、 デザインは楽です。 スマホを横向きで両手で持ったら分かると思いますが、 右手の親指と左手の親指でスクリーン上の全領域をカバーできます。 つまり、どこにボタンを配置しようが「押しにくい」ということはないのです。 タブレットまで考えると、レイアウトはなめちゃいけないんですが。

↑ Landscape

横画面両手持ちは、サッカーのゴールにキーパーが2人いるようなものです。 2人いるだけに、すべての領域をまんべんなくカバーできます。

で、今作っている「アタックダンジョン MMF」は縦画面固定(portrait)です。 縦画面の操作は次の2パターンがあると思います。
・片手で持って、反対の手で操作する
・片手で持って、持ち手で操作する
どうせ縦画面にするのなら、後者でしょう。 右手にコーヒー、左手にスマホ。 左手にタバコ、右手にスマホ。 右手が吊革、左手がスマホ。 人生には、片手しか使えない場面も多々あります。 ただし、片手で持って操作するためにはボタン配置を寄せないとダメです。 押さないといけない場所がスクリーン全領域に点在していたら、 縦画面である魅力は半減し、マイナスばかりが目立つようになります。

↑ Portrait

普通片手でスマホをタテに持てば、デバイスの下の方を持つ形になります。 その際にフリーになるのは親指でしょう。 で、親指が無理なく楽に動かせる範囲というのは、画面下半分の領域と言えましょう。 文字入力する際にテンキーみたいな疑似キーボードがでてくるでしょう。 アレの範囲っていうのがだいたい画面下半分ですからね。

縦と横のどちらにもメリットとデメリットがあるので、一長一短です。 ですが、ゲームの場合はカテゴリによってどちらを選ぶ方が無難か? という傾向はありそうです。 アクションやシューティングの場合はスクロール方向が縦・横どっちなのかという方が重要になりそうなので、ここでは割愛します。 RPG の場合は、縦横両方ありますが、縦の方が主流の気がします。 やはり時代は気軽に、手軽に、ポチポチ系なのか??? ソシャゲも一周回って古くなってきた感がありますが…。

でも今回、わざわざレイアウトをいじる手間を犯してまで縦画面に変更した私である。 何だかんだいってタテの方がいい理由があるんじゃないの?
 ああ、そうだ…。
タテ型だと画面底部にちょうどいい「広告枠」がある。

デザインっていうのは「見る枠」「操作する枠」「遊びの枠」「広告の枠」、すべてを見据えて行わなければならない。

0 件のコメント:

コメントを投稿