2013年9月3日火曜日

VISTA で作曲① MIDI と WAVE

9月は音楽関係の集中連載です。 個人でアプリを作ろうものなら、プログラムはもちろん、画像も、音も、 作らなければなりません。 まさにテクニックの総合商社、無駄に大変な道のりです。 ジブリ映画で例えるなら、ユーミンのパートも担当しないといけないコトです。

もし、あなたが VISTA 使い=ビスタ・マスターであるならば(好むと好まざるを問わず)、 楽曲作りの際に面倒な出来事が起こります。 説明が非常に面倒なので、割愛させてもらいますが、 詳細は「サウンドミキサー VISTA」でググってね。 要するにPCで鳴らしている音を録音することができないということです。 つまり、MIDIファイルは作れるが、WAVE(wav)ファイルは作れないとうことです。 厳密にはWAVEを作ることは可能ですが、鳴らした音を録音するような方式での作成は不可能だということ!

これを解決するにはサウンドミキサーを導入するか、 外付けの録音装置を利用するか、ということになります。 私は、SoundTap というソフトウェアをインストして解決しました。 これは、操作が非常に簡単なところがよいですね。 録音ボタンを押せば、PCで鳴っている音を WAVE 形式で取り込めます。 つまり、Music Studio Producer でテスト演奏させている音を録音すれば、まるまる音コピーできるということです。 無料だと思っていたら、2週間限定のお試し無料という商法 (これはドリランド的なアイテム課金的な、非常に嵌められた感が強いが、しかし)、しかし、20ドル弱を支払って 製品版を購入しました。

さて、MIDI と WAVE(wav) ですが、根本的に異なります。 MIDI は楽譜があって、それをシンセサイザーで鳴らすようなもの、 メロディーもリズムも刻めるが、ドラムとベースとサックスとピッコロの協演、みたいなことはできない。 できない、と書きましたが、私もこの分野は弱いのでかなりざっくりとした表現をしますが 「デバイスに音源があるのなら…」ということみたいです。 そう、音自体はデバイスで作る、つまり MIDI のデータとは音そのものではなく「8分音符でソミレ」のような楽譜的なものに過ぎない わけで、当然、同じ音階でも9800円のギターで鳴らすのと、ギブソン・レスポールだのストラディヴァリウス(ギターちゃうやん)だので鳴らすのでは音色が違いますよね。 これが、つまり、MIDI がデバイス依存ということです。実際、容量も極めて小さく100kb で1分くらいの曲は作れます。 MIDI のデータを入れといても android のアプリで鳴らすことは可能です。いわゆるピコピコ音しか鳴りませんが(これもそうとは言いきれない、つまり、どういうことかと言うと説明できないのですが)。

逆に WAVE とは音そのものだと思ってもらえばよいでしょう。 つまり、デバイスによって音が極端に変わるということはありません。 同じCDでもラジカセで鳴らすのと、ちゃんとしたプレイヤー、アンプ、スピーカーで鳴らすのでは音が違いますが、 でも音を鳴らす過程でデジタルからアナログにコンバートして信号を電気的なアレに増幅させて_/====インピーダンスとか電流・電圧・抵抗の話になってくるし_/====スピーカーまで電気送ってるわけですから、 まあ、そんなことより WAVE とは音そのものだと思ってもらえばよいでしょう。 ちょっと容量が大きくなるので困ってしまいますが、MP3形式などに圧縮すれば1分で1Mbは切ります。

上のは
【MIDI】FINAL FANTASY III Medley
です。動画として映っているものが MIDI データ。実際に耳に聞こえてくる音が WAVE データ、だと理解してください。感じてください。 メロディーなんてのは結局、上がって下がってをしているだけで、そこまで複雑な動きをしているものではありません。 それでもビートによる変化、音階によるコンプレックス、それやらリズム部分とか長ーい音との合体によって、いかようにも化けるものだから、面白いですねえ。

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