はい、きました。宇宙的なタイトル。 「5択と2択はどちらが難しいか?」だって? そんなもん、1200%で5択に決まってるじゃないか、 と思います。思います。当然そう思います。 かのミリオネアだって4択を強制的に2択にする技は、スーパーお助けオプションでした。 誰だって選択肢を少なくすることで正解に近付ける、オレもかつてそう思っていました。
さて、ことの発端は、現在開発中のアプリ制作過程において…です。 遊びながら危険物の乙4に対する知識がぐぐっとアップするゲーム性と実用性を兼ねそろえた キメラのようなアプリ「乙Q迷伝」を作成中なのでありますが、 実際の乙4試験に似せた5択の問題に答える場面に多々遭遇するわけです、「乙Q迷伝」というゲームの中で。 当然、問題を作らなければなりません。 参考書をもとにしてせっせと問題作成に励みます。 ただ、せっかくのコンピューターパワーなので、紙ベースの参考書とは違う工夫ができるわけです。
要するに紙ベースの参考書なら
Q1:危険物第4類にあてはまるのはどれ?
①鉄粉
②硫黄
③トリニトロトルエン
④ガソリン
⑤塩素酸アンモニウム
みたいな問題があれば、それは何回見ても(当然のことながら)同じです。
だから、答えは「ガソリン」という風に記憶すればまだいいのですが、「Q1は4番」みたいに覚えてしまうと、
正解はできるけれども何も頭に詰まっていない、という残念な結果になりがちです。
当然、本チャンの試験に応用できるわけもない。紙ベースが悪いと言っているわけではなく、
基本的に一つの問題は一回で消費してしまうわけです。
だから、これを解決するために問題集にはたくさんの問題が載せられているわけです。
これが、プログラムでランダム性をだすと
「30の中から一つの正解と四つの不正解を無作為に選ぶ」ということができます。
Q1:危険物第4類にあてはまるのはどれ?
①軽油
②一酸化炭素
③マグネシウム
④ナトリウム
⑤過酸化ベンゾイル
みたいに別の問題として再トライできます。
これだと当然、「Q1は4番」みたいに覚えて正解することはできないわけです。
第4類にどんなものがあるのかを愚直に覚えることが正解につながるという、綺麗な因果関係を作ることができます。
問題制作側の手間を考えても、(市販問題集のように固定問題・固定解答にするよりも)圧倒的に時間効率が良いので楽ちんです。
なぜなら、一つの問題パターンを作ってしまえば、何回でも使用できるからです。
受け手が咀嚼して消費してしまうまでに、何回も何回も挑戦することとなるからです。
あと、別のパターンとして正しいものを一つ選べ、というものを多用しました。
これは
①「ガソリンの引火点は軽油より低い」(正)
②「第1類の引火点は第2類よりも低い」(正)
③「A火災は普通火災である」(正)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
①「ガソリンの引火点は軽油より高い」(誤)
②「第1類の引火点は第2類よりも高い」(誤)
③「A火災は電気火災である」(誤)
みたいに、はじめに正しい内容の羅列を作って、それをちょっと改変した間違い文の羅列を作っていくというやり方です。
プログラム的にはランダムで①~⑤のどれかを正解として選んで、正解番号には正しい方の文章を対応させて、
残りの4つには間違っている方の文章を対応させます。
乙4のマニアックな文章ばかりでは共感を得られない方が多いと思うので、ここからはちょっと、問題の内容を変えます。
つまり、
Q2:次の中から正しいものを選べ
①ジョニー・ロットンはディープ・パープルの一員
②ジョー・ストラマーはトーキング・ヘッズの一員
③ジョン・レノンはズートルビの一員
④プロシュートのスタンドはビーチ・ボーイ
⑤D.D.ラモーンはラモーンズの一員
この問題もどうかと思うんですが、目を凝らしてよ~く見れば「問題の意味も答えの一覧も意味不明だが、
③がひっかけということだけは分かるが、
なんとなく⑤が正解っぽいな」と思うんじゃないでしょうか? この現象をオレは
「ラッキー・アンサー」とでも呼びたいと思います。
そう、ここまできたら掲題の意味「5択と2択はどちらが難しいか?」の問いかける方向性が見えてきたのではないでしょうか? さきほどの
問題だって
Q2:次の中から正しいものを選べ
①ジョニー・ロットンはデッド・ケネディーズの一員
②ジョー・ストラマーはクラッシュの一員
だけだったら、どちらが正解か分かりますか? ね、5択だからこそ「それ、わかりやすいわ!」という回答が紛れ込んだわけです。
もっと極端な話、100択だったら、100個のうち一つでも「これ、知ってる!」というものがあれば答えにたどり着けます。
2択といえば、分かりやすい出題形式として
「ガソリンの引火点は軽油より低い・・・○か×か?」みたいな○×形式も考えられます。
この○×というやつは、なんていうか1対1の真っ向勝負の様相が強いです。
山カンで5割正解といえども、逃げ道はありません。
真正面からの戦いを強いられます。
逆に5択というのは、団体と団体で喧嘩をしていて 「目につく範囲にざっと敵は5人、一番弱いやつと戦えば勝てる」みたいなノリです。 この5人の中に一人だけ体格が貧弱な奴がいたらラッキーだと思いませんか? ラッキーだと思いませんか?
あるいは、ざくっとした見た目では弱い奴の判別不可能だったとしても、
傷の浅い深い、喋り方、目つき、などの微妙な判断材料を加味して加味して加味すると
「なんとなく強そうな奴ランキング」を作成することができます。
つまり、神経をすり減らして考えて、神経をすり減らして考えて、微妙な高低差を付けることによって
「まったく分からねえ、山カンで20%」というところから「自信は無い…だが、③か④を選べば60%くらいの確率で(どちらかが)当たっていそうな気がするぜ」というところまで持ってこれるかもしれない。
わずかながらに、確率アップです。
この微妙な確率アップの積み重ねによって、不合格のところが合格になるかもしれない! 制限時間が長ければ長いほど、そうなる。
知恵と知識の消耗戦、激戦地に兵を送り込むかのごとく、脳の唸っているところに血液と意識を集中させろ! 勝敗を分けるのは神経力、
「法令は暗記科目?」、そんなもんじゃねえ、こちとら極力勉強しないで合格しようって心づもりだ、
ギリギリなんだよ、GIRIGIRI...
いや~回答者の総合能力を問われますね、5択というやつは!
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